2016年5月29日日曜日

ほめ方・しかり方は言葉よりも表情が大事


子供に接する時は、言葉よりも表情に気をつける必要があります。

視覚優位の子は、言葉から受ける印象よりも、目で見た印象の方が強く残ってしまう傾向があります。どんなに言葉を尽くしてほめてあげても、親の顔が笑っていないとうまく伝わりません。目を合わさずにあさっての方向を向きながらほめるのも同様です。

おそらく、視覚優位の子に限らず、幼児くらいまでの小さい子供には共通して言えることだと思います。子供って、目で聞いているんですね。


で、ここに1つの大問題が。
私は笑顔が苦手です。

昔から表情筋が貧弱で、普通の顔をしていても「怒ってる?」と言われるし、笑っていても「何企んでんの」とか言われるタイプです。そんな私が母になり、子供には笑顔で接するよう求められたところで、そう簡単にできるわけがありません。

ほめる時の言葉選びはそのへんのステキママよりもかなりイイ線いっていると思うのですが、いかんせん顔がコレなので、視覚優位でしかも自己肯定感の低い娘には、どうもうまく伝わりませんでした。

そこで編み出した秘策がこちら。言葉でほめると同時にやります。

・ 手でマルやOKマークを作る
・ 紙や物ににっこりマークを描く
・ ハイタッチをする

これ、実にうまくいきました。
笑顔がイマイチでも、マルやOKは「肯定」を表す分かりやすいジェスチャーですし、にっこりマークもどこにでもすぐに描けてとてもよろこんでくれました。

ハイタッチは小学生になった今でも有効です。うまくいった時の定番として根付いたので、お互いにどのタイミングでハイタッチをするか心得ています。共感とスキンシップの両方を得られて一石二鳥。イエーイ!パチン!超楽しいです。

どうすべきか分かっていても、うまくいかないこともあります。親だって完全じゃない。でも、代わりの手段でも大丈夫なんですね。ミカンに顔を描くのは、もはやウチの伝統です。