2016年11月27日日曜日

アスペルガーの人はなぜ非を認めないのか


アスペルガーの人は絶対に自分の非を認めません。
反省しない、責任転嫁をする、プライドが高いなどとよく言われます。子供だけでなく、大人もそうです。

なぜアスペルガーの人は反省しないのでしょうか?
実際に接していて思ったのは、反省に伴う痛みを人よりも強く感じてしまうからではないか、ということです。


反省をするためには、自分の弱みや汚点をまず認める必要があります。人には誰にでも弱みや欠点があるものですが、それを受け止めることは恥ずかしさや自己嫌悪などイヤな思いをすることになります。

アスペルガーの人は、その「イヤな思い」の「イヤ」度合が通常では考えられないくらい大きく、「イヤイヤ!ものすごくイヤ!絶対にイヤ!とにかくイヤ!その激痛から逃れるためなら何でもやる!!」というくらい、イヤなんだと思います。

たとえば感覚過敏の人なら、ちょっとした音に脳天を突き抜けるほどの刺激を感じる人や、服のタグや手の汚れを過剰に嫌ってパニックになる人がいます。その心理的バージョン。


アスペルガーの人は、動物でいうならヤマアラシ、エヴァ的にいうならATフィールドが分厚い人なのです。


非を認めるという苦痛から逃れるために、アスペの人は相手に対し過剰な「反撃」をおこないます。それが責任転嫁、論理のすり替え、無理な強弁につながります。


過敏な痛みから必死に自分を守る姿勢はある意味涙ぐましくもありますが、自分の痛みには過敏なくせに相手の痛みには無関心というのですから、周りにいる人間としてはたまったものではありません。

アスペだから反省しなくてオッケー、ではなく、
反省しても何も怖くないよ、という風に持っていくことが理想なのですが、
大人になってからそこまで面等見てくれる人がいるかどうかですね。



大人の発達障害に関してはこれが一番分かりやすかったです。
本人のつらさだけでなく、周りの人がなぜつらいのかについても言及されています。

0 件のコメント:

コメントを投稿